俳優・吹越満さんのシークレットライブを収録したDVD「シモキタ・コメディ・ナイト・クラブ 今夜の出演:吹越満」が11月19日、発売される。
吹越さんは1965年青森生まれ。1984年以降、劇団「WAHAHA本舗」に参加するかたわら、ソロパフォーマーとして活動。1999年の退団後も「たそがれ清兵衛」「手紙」「リアル鬼ごっこ」「男たちの詩」や、北村龍平監督がプロデュースする来春公開の「鎧 サムライゾンビ」などの映画のほか、テレビドラマや舞台、CMなど多方面で活躍する個性派俳優として知られている。現在、ソロのライブは年1回のペースで続けており、アートと笑いが融合したユニークなパフォーマンスが支持され、今年2月には本多劇場(北沢2)でも上演した。
同DVDは昨秋、ライブハウスの「下北沢 ロフト」(代沢5)で一夜限りで行われたシークレットライブの模様を収録。吹越さんが20年前、初めて単独ライブを行った場所で、80人の観客を前に「ロボコップ演芸」に代表される初期のピン芸が披露されている。
吹越さんは「自分でいうのもなんですが、貴重なライブになりました。24年前、ボクが下北沢に部屋を借りていなかったら、このライブもDVDもなかったんですねぇ…」と感慨深げに振り返る。下北沢については、「東京のほかの街は知りません。目的もなくぶらぶら歩いて24年。飽きませんね。住んで良し。遊んで良し。働いて良し」とも。