シネマアートン下北沢で美術監督特集、トークイベントも

花谷秀文さんが美術監督した映画「クロエ」より

花谷秀文さんが美術監督した映画「クロエ」より

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 名画座シネマアートン下北沢(世田谷区北沢1 TEL03-5452-1400)で12月29日まで、「美術監督特集2006」が開催されている。

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 今年2回目となるこの特集は同劇場支配人の岩本さんと、日本映画・テレビ美術監督協会が企画。両氏がピックアップした12作品を4週に分けて、1週につき3作品ずつ上映していく。 

 1週目は、世界的評価も高く映画美術界のトップランナーと言われる種田陽平さんの作品「不夜城」「イノセンス」「花とアリス」を、2週目には大正7年生まれのベテランで、数えきれないほど多くの映画空間を生み出して来た木村威夫さんの代表作「不良少女魔子」「海と毒薬」「夢の女」を、それぞれ上映する。3週目には、池谷仙克さんの「陽炎座」など個性的な3作品を、最終週には、これからの映画美術を牽引すると言われる若手の作品「クロエ」「ゼブラ−マン」「殺し屋1」をチョイスした。

 併せて、上映作品の美術監督を迎えたトークイベントも開催。同15日には木村威夫さん、29日には最終週に上映する3作品3人の美術監督と、映画評論家の大久保賢一さんが、映画上映後にゲストとして登場する。

 岩本さんは「美術監督によってその作品の世界観を象徴するような空間作りがなされる。そんな大役に挑んで来た彼らの仕事に注目したこの企画を通し、さまざまな角度から映画を楽しんでもらえたら」と話している。

シネマアートン下北沢

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