下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で昨年の12月26日から、あさま山荘事件を描いた映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が上映されている。
同作品は、1972年2月に起きたあさま山荘事件を、連合赤軍側から描いたもの。メガホンを取ったのは「天使の恍惚」、「エンドレスワルツ」などの作品を持つ若松孝二監督。あさま山荘事件へと至る激動の時代を映画として残したいという強い思いがきっかけだったという。今月11日・と12日には同作品鑑賞者を対象としたトークイベントを行い、若松監督の同作品への思いや、「若松流映画の作り方」を披露する話す予定。
同作品は昨年3月の全国公開前から新聞や雑誌などのさまざまなメディアで取り上げられていたこともあり、「連日多くの観客が訪れている」と同館スタッフの大川愛子さんは話す。「昨年3月から公開されている同作品は、当館での上映が最後。そのためか、観客には事件当時を知っている団塊世代だけでなく、若い学生も多い。世代を問わず、多くの観客を魅了する若松監督の映画観を、1人でも多くの人に感じてもらえれば」(大川さん)。
上映時間は15時~(土曜・日曜・祝日のみ、11時30分の上映もあり。31日からは11時30分~、15時~の2回上映)。入場料は、一般=1,600円ほか。火曜休館。11日と12日のトークイベントは15時の回上映後(18時10分頃より)。2月6日まで。