京王電鉄は現在、電車内のマナーに関する川柳作品を一般公募している。
「マナー川柳」は1998年から京王各線の車内のポスターを利用して行われている定番企画で、今回で31回目を迎える。利用客の乗車マナー向上が目的で、公募によって乗客から川柳を募り、優秀作品は車内で掲出する。選ばれた最優秀作品はイラストレーターのやくみつるさんのイラストとともに車内で大きく掲出されることもあり、毎回、京王線の乗客を中心に話題を集めている。
「お客さまに楽しんでいただきつつマナーの向上を呼びかけるにはどうしたらいいかと話し合い、この試みを始めた。多いときには1,300通もの応募があり、反響の大きさに私たちが驚くほど」(京王電鉄広報部・市村美和子さん)
毎回、「座席」「ヘッドホンステレオの音漏れ」などテーマを決めて募集を行っている。今回のテーマは「ゴミ」。駅や車内でのポイ捨て行為への注意を呼びかける句を募集。最優秀作品(1作)のほかに、優秀作品(10作)、入選作品(50作程度)が選ばれる。採用作品の傾向としては、ユニークで人目を引く一方、「こんな川柳を見たらわが身を振り返る気持ちになるのでは」と思えるような作品が選ばれやすいようだ。
応募締め切りは7月31日。同社サイトからも応募できる。