下北沢に古道具とアートの店-築45年の民家を改装、夫婦で開く

店舗とアトリエの仕切りもガラス張りになっている

店舗とアトリエの仕切りもガラス張りになっている

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 下北沢・鎌倉橋南交差点近くに3月7日、古道具などを扱う「ENSYU+m2ds(エンシュウ)」(世田谷区代沢4、TEL 03-3795-7373)がオープンした。

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 オーナーはヨネハラ・マサカズさんと妻の上野雅代さん。二人は2002年から西荻窪で同じく古道具などを扱う「無相創(ぶあいそう)」を経営しており、同店は2店舗目となる。「無相創」にはヨネハラさんが手がける骨董(こっとう)品を再利用した照明器具などの商品が多く並ぶのに対し、同店では上野さんが制作したバッグや文鎮などをメーンに扱う。上野さんは小物のほか、家具や革物も制作。これらは骨董市などで仕入れた、主に江戸時代から昭和までの古道具に手を加えたもの。価格は、2万円代のものを中心に数百円から十数万円まで。

 店舗面積は約8坪。築45年の民家をリノベーションし、1階部分を店舗とアトリエ、2階部分を住居として利用している。通りに面した一面は窓になっており、窓枠には鉄枠を使用。天井を抜いて木肌をむき出しにし、木の老朽化が進んでいる部分には新しい木材を使用した。

 内装について、上野さんは「古い部分を生かしつつ、新しい素材と合わせることにより形をつくり出した。また、窓を大きく設け、天井を高くすることにより開放感を出そうと思った」と話す。リノベーションは業者に委託するとともにヨネハラさん、上野さんも作業を行い、約半年をかけてオープンにこぎ着けた。

 上野さんは「新しいものがあふれ、モノが消費されていく時代。その中で、古いものと触れる空間も楽しんでいただければ」と笑顔で話す。

 営業時間は12時~17時30分。月曜・火曜定休。

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