アニメ下請け団体らが制作した作品「キャラ丸くんとドク丸くん」が3月21日から、下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で上映される。
同作はテレビアニメの下請け業務を行っている企業・団体で構成される「アニメーション事業者協会」が、2006年から自主制作している作品。文化庁の芸術文化振興基金による平成20年度の短編映画部門の助成対象に選ばれている。コンテ・演出はテレビアニメ「ドラえもん」や「怪物くん」の作画監督を務めた本多敏行さん、作画は「ルパン三世 sweet lost night ~魔法のランプは悪夢の予感~」の作画監督・演出を務めた奈須川充さんが担当した。
今回上映するのは「くすの木のおじさんの巻」「なっちゃんのおさんぽの巻」「おならはどこへいったのの巻」(各7分)の3作品。これらの作品について、アニメーション事業者協会の一員であるアニメ制作会社「エクラアニマル」の豊永ひとみさんは「幼稚園、小学校、老人ホーム、お祭りなどで、毎年約30回上映している。下請け業者、若いアニメーターの励みになれば」と話す。
入場料は、一般=600円、子ども=500円。上映開始は、平日=14時40分、17時35分、土曜・日曜・祝日=11時45分、14時40分、17時35分。土曜・日曜・祝日の初回は「キッズタイム」として、子ども連れの客を優先する。火曜休館。今月27日まで。ゴールデンウィークに漫画家・上田トシコさん原作の「フイチンさん」と合わせ、同館で再映の予定。