東京大学駒場キャンパス(目黒区駒場3)で11月21日~23日、「駒場祭」が開催される。
今年で60回目を迎える同学園祭。1・2年生の学生を中心に、各団体による約400以上の催しを予定する。「仲間と一緒にやりたいことをやる」というコンセプトの下、2本の縄を使いジャンパーが跳び技を行う「ダブルダッチの宴」や、集団心理研究サークルによる学術系イベント「あなたの知らないところで働く心理」など。
昨年の来場者数は約8万人。同学園祭委員会の角谷優太さんは「今年は60回の節目でもあり、今までの歴史を総括した華やかなイベントにしたい。昨年度を上回る盛り上がりに期待してほしい」と話す。
最終日の23日は同大学新館前特設ステージで、慣例行事「ミス&ミスター東大コンテスト2009」を開催。男女各5人の候補者は、学内の応募者の中から同大学の広告研究会が選定した。今年のテーマは「個性」。同日、審査員の選考によりグランプリが決定する。
同コンテストにはロシア出身の留学生、ディーナさん(文科1類1年)も出場。同研究会の大澤慧さんは「史上初となる留学生の出場。日本の最高学府として国際化を進める東京大学の実情も反映した」と話す。ディーナさんは「出場をきっかけにいっぱい友達を作りたい」と話している。全候補者のコメントは公式サイト内のブログで見ることができる。
当日、女性候補者が着用するウエディングドレスはブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが手掛けた。当日は桂さんも審査員として登場する。大澤さんは「昨年度の先輩方の姿を思い出しながら試行錯誤を繰り返し、一つのものを作り上げてきた。皆さんの期待に応えられるよう成功させたい」と意気込む。同コンテストの開催時間は14時~16時。
開催時間は21・22日=9時~18時(22日の中夜祭は19時まで)、23日=9時~17時。入場無料。