下北沢南口に11月1日、韓国料理店「風鈴（プンキョン）」（世田谷区北沢2、TEL 03-3467-5092）がオープンした。

　店舗面積は約20坪。席数はカウンター席、テーブル席、小上がりの座敷席を合わせて約30席。韓国の絵や文字が書かれた壁紙を使用し、茶色を基調とした内装が特徴。店内では韓国で流行している音楽が流れている。

　韓国内に拠点を置き日本にアパレルを輸出しているBOUQUET（ブーケ）が経営する同店。日本での飲食店運営は初の試みとなる。店長は、日本に移住して約8年の高釉?（こうゆうじん）さん。複数の国内飲食店で勤務経験があり、知人を介して同社社長と出会ったことをきっかけに同店を任されたという。

　ランチタイムは、「ゴムタン」（780円）などのチゲ（韓国風鍋料理）や「石焼きビビンバ」（780円）、丼類（780円～）、麺類（780円～）などを提供。ランチメニューは、いずれもおかず3品、ソフトドリンクがセットになっている。このほか、「壺豚骨付きカルビ」（1,380円）、「大豆もやし豚三段バラ肉」などの肉類や一品料理（280円～）、チヂミ（1,080円～）、炒めもの（1,080円～）など豊富なメニューを用意する。ドリンクメニューは「百歳酒」などの韓国酒（500円～）のほか、日本酒、ビール、サワー、ワイン、ソフトドリンクなど。

　同店はビル2階に位置するが、現在はほぼ毎日、夕方からビルの前でトッポギやチヂミなどの試食サービスを行っている。試食して店を訪れる客も少なくない。オープンから約3週間で既に7回ほど足を運んでいる常連客もいるという。　

　高さんは「下北沢には、ゆっくり落ち着いたスペースで食事をできる韓国料理店があまりなかった。下北沢を訪れる若い人々や地域の方に、おいしい韓国料理の味を知ってもらえれば」と意気込みをみせる。

　営業時間は11時～翌5時（第2・第4水曜日のみ11時～24時）。