下北沢にユーストリーム配信ができる「ハコウリスタジオ」-機材は無償提供

左奥にカメラ。PCモニターの奥に見えるのは、レンタルボックス店「ハコウリ」で扱う雑貨類

左奥にカメラ。PCモニターの奥に見えるのは、レンタルボックス店「ハコウリ」で扱う雑貨類

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 サイト制作などを手がける第四企画(世田谷区北沢2、TEL 03-5712-3164)は4月1日、Ustream(ユーストリーム)やStickam(スティッカム)を利用し、その場で撮影したライブ動画を配信できる「ハコウリスタジオ」を開設した。同社が運営するレンタルボックス店「ハコウリ」(北沢2)の営業時間外を利用する。

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 配信機材とスペースは無償提供する。1日1組限定で、下北沢で活動するミュージシャンや劇団、近隣住民や店舗からの利用を見込む。同社代表で下北沢の地域コミュニティーサイト「下北沢ブロイラーSNS」を運営する黒田正信さんは「プロ向けのスタジオのような映像配信はできないが、特に機材を準備する必要もないので、気軽に話題のウェブサービスを利用できる」と話す。

 同スタジオの開設は、同SNSのコミュニティー内で昨年末より行われているイベント「下北沢ブロイラーTV」がきっかけ。同イベントは、黒田さんらが下北沢に関係するさまざまなゲストと地域情報などをテーマに話し合うもので、動画番組としてウェブ上で公開。これまで下北沢のカフェ「BUGHOUSE(バグハウス)」(北沢2)や、「スローコメディーファクトリー」(北沢3)などが会場になった。タイスキ居酒屋「Chao Phraya(チャオプラヤ)」(北沢2)や、ポストカード専門店「アクチュアル・プルーフ」(北沢2)の店舗関係者もゲスト出演している。「番組で使っていた機材を自分たちのスペースでも有効活用しようと思った。下北沢の活性化に少しでも役立てれば」(黒田さん)。

 黒田さんは現在35歳。10年前、エンジニアとしてベンチャー企業に勤めていたころに初めて下北沢を訪れ、路地裏に小さな個人店がひしめく、街の雑多な雰囲気に引かれた。当時、勤めていた会社内での宿泊勤務は年間200日。「激務だったが鍛えられた」という黒田さんはその後、編集プロダクション勤務などを経て独立。下北沢で本格的に事業をスタートさせた。「音楽や演劇も好きで、今も昔も変わらず下北沢への思い入れは深い。個性的な店やこれからの文化を担う若い人を応援していきたい」という。

 利用希望者はツイッターアカウント(@hakouristudio)に放送希望日時と内容の連絡が必要。下北沢地域内であれば出張も行う。

 営業時間は、火曜・水曜=13時~22時30分、月曜・木曜・金曜=19時30分~22時30分。

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