下北沢の「シアター711」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-9711)で8月20日より、劇団「コーヒーカップオーケストラ」の本公演「WOWWOW WORLD BEAU×2 BEAUTIFUL」が上演される。
劇団名の由来を「好きな単語を組み合わせた」と話す主宰の宮本初さんは、映画やテレビでも活躍するノゾエ征爾さんが主宰する劇団「はえぎわ」で長らく演出助手を務めた経験を持つ。「師匠であるノゾエさんには演劇の常識や基礎からすべてを教えてもらった。その経験を自身の劇団で生かしている」(宮本さん)。
同公演では、宮本さんの故郷である北海道の初山別村をモチーフに「日本の夏の田舎」を描く。劇団の特徴でもある「中学生っぽい発想」を武器に、「少年漫画みたいなギャグがちりばめられたコメディーに仕上がった」という。笑いの中にも「人間がギリギリまで頑張る姿を描く」と意欲をみせる。
下北沢での公演が今回初めて。「19歳で演劇を始めたころから、いつかは下北沢で公演を行いたいと思っていた。この街で演劇をできたら、これからは自分も演劇人であると声を大にして言えます」(宮本さん)。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=2,400円、当日=2,500円。今月23日まで。