下北沢の雑貨店や飲食店など約33店舗が参加する「浴衣まつり 2010」が8月21日・22日に開催される。
主催は、下北沢の情報を発信しているポータルサイト「ぶらり下北沢」。代表の鍛治川直広さんはイベント開催のきっかけを「下北沢ではもともと、浴衣を着て来店したら割り引きになる企画や、浴衣での来場を歓迎するイベントが多かった。もっとたくさんの人に知ってもらうためにも情報を一元化し、さらにイベントやサービスを増やして下北沢全体を盛り上げたいと思った」と話す。
開催期間中、参加店では浴衣を着た客に特典や割り引きなどのサービスを提供する。アパレルショップ「PICCIN(ピッチン)」(北沢2)では先着順でオリジナルポーチのプレゼント、飲食店「あんご」(同)ではフルーツ盛り合わせなど。
東洋百貨店(同)のアートワークショップ「東洋研究室」では、「浴衣に似合うヘアアレンジ講座&コサージュ作り講座」を開催。浴衣や帯、小物などの展示販売も行う。浴衣を購入すると無料で着付けをしてもらえるサービスも。美容室「ジャンクロードビギン下北沢」(代田6)、「WORKS(ワークス)」(北沢2)では浴衣の着付け、ヘアメイクを通常の1割り引きの値段で提供する。
「『ぶらり下北沢』を始めた理由と同じで、今後は今以上に個々のお店や商店街同士のつながりを強めて、一つの下北沢としてたくさんの人に遊びに来てもらえる街にしたい」と鍛治川さん。「浴衣まつりと名づけたのは、夏らしさが街に溢れたらすてきだなあと思ったから。当日は浴衣を着た人で下北沢がいっぱいになればいいな、と思う。単純に、僕はとても浴衣が好き(笑)」とも。参加店のリストや、このほかのイベントなどは公式サイトで確認できる。