下北沢・北澤八幡神社で「例大祭」-17年ぶりに「百貫御輿」も登場

下北沢の各所に張られている「北澤八幡神社例大祭」のポスター

下北沢の各所に張られている「北澤八幡神社例大祭」のポスター

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 下北沢の北澤八幡神社(世田谷区代沢3、TEL 03-3421-5776)で9月4日・5日、「例大祭」が行われる。

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 同祭は下北沢地区最大の祭礼とされ、毎年9月の第1土曜・日曜に行われる。「北澤八幡の秋祭り」として世田谷八景にも選ばれており、毎年普段の3倍以上の人出が見込まれる。

 メーンは、5日の正午より開始する「町みこし」。地区にある8つの神酒所からそれぞれ2~3基ずつのみこしが、子どもみこし・大人みこしの順に北澤八幡神社を目指し出発する。下北沢駅前や南口商店街を24基ほどのみこしが練り歩き、それぞれ100人以上の担ぎ手が交代で担ぐ。合流したみこしは世田谷代沢郵便局(代沢5)前周辺で一列になり、13時ごろ、北沢八幡神社へ各みこしが1基ずつ官入する。境内では大勢の担ぎ手と観客が入り乱れ、毎年独特の熱気に包まれる。

 今年の見どころは、17年ぶりに担がれるという「惣町睦神輿(そうちょうむつみこし)」。「百貫御輿」とも呼ばれ、その重さは400キログラム以上。戦時中は東京で3番目に大きいとされたみこしでもある。もともとは5年に一度担がれるはずだったが、担ぎ手の不足や準備に時間がかかることにより断念されてきた。当日は「惣町睦会(そうちょうむつかい)」が運営する8つの睦会から約15人ずつの担ぎ手が集まり、約120人が交代で担ぐという。

 このほか、北澤八幡神社では4日16時から奉納舞踏を開始。内容は神代神楽、琉球舞踊、巫女舞など計10の演目から成る。18時5分からはイラストレーターの平松昭子さんによる吉村流上方舞の奉納も。5日は17時からインド舞踊、日本舞踊など6つの演目が行われる。両日とも21時まで開催。境内には数々の屋台も出店する。

 北澤八幡神社の職員の矢島早苗さんは「毎年多くの人が訪れるため熱中症で倒れる人も。特に今年は暑い日が続いているので、暑さ対策を万全にして楽しんでほしい」と呼びかける。

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