プレスリリース

『合理的配慮』を普遍的な社会インフラへ。──東京・日本橋で視覚障害者の移動を支える歩行支援ツールの実証実験を実施

リリース発行企業:錦城護謨株式会社

情報提供:


画像の説明:左:コレド室町テラス地下出入口に約8メートル敷設された「歩導くんガイドウェイ」。右上:仮設用歩行テープ「ココテープ」の上を、白杖を使って歩行する視覚障害当事者。右下:バリアフリートイレ内に敷設されたトイレ誘導ライン「ガイドレット」の上を、視覚障害当事者と盲導犬が歩行する様子

家電製品のゴム部品製造において高い国内シェアを誇り、大阪・関西万博の夢洲地盤改良にも携わった錦城護謨株式会社(大阪府八尾市、代表取締役:太田泰造、以下「錦城護謨」)は、2026年2月7日・8日に東京都中央区日本橋室町で開催された、視覚障害者用歩行支援ツールの実証実験「ワクワクプロジェクト」に参加しました。
本実証実験には錦城護謨を含む全6社が参加。当事者11名に位置測位が特に難しい高層ビル街を実際に歩いてもらい、その体験を踏まえ各ツールの使い心地や社会実装に向けた課題を検証しました。

企画・推進を担ったのは、「Mobility for ALL 心も動く移動を、すべての人に。」を掲げるトヨタ・モビリティ基金
さらに、日本橋を「すべての人が安心して訪れ、だれもが活躍できるインクルーシブな街」とすることを目指す三井不動産が、検証設計や実証環境の整備に協力しました。

画像の説明:左からエレベーターに向かう動線に向かって敷設された「歩導くんガイドウェイ」の上を白杖を使って歩行する視覚障害当事者。エレベーターと約2メートル先にある自動ドアの間に敷設された「歩導くんガイドウェイ」


画像の説明:仮設用歩行テープ「ココテープ」の上を、白杖を使って歩行する視覚障害当事者


画像の説明:バリアフリートイレ内に敷設されたトイレ誘導ライン「ガイドレット」の上を、視覚障害当事者と盲導犬が歩行する様子

日本橋室町三井タワーで実施|複数空間に対応した歩行・トイレ誘導の実証

錦城護謨は、ゴム製歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」、トイレ誘導ライン「ガイドレット」、仮設用歩行テープ「ココテープ」の3製品に加え、現在開発中のプロトタイプも使用し、日本橋室町三井タワー内において、バリアフリートイレへの誘導およびトイレ内誘導、エレベーター周辺、地下1階から地下道への動線など、複数の空間に応じた誘導サポートを行いました。

画像の説明:左から、両面テープ付き仕様の「歩導くんガイドウェイ」を設置している様子と、バリアフリートイレに設置された「ガイドレット」、スティック型の「ガイドレット」を手にのせた様子

当事者の声から見える成果と課題 ― 合理的配慮を社会インフラへ


画像の説明:左から実施後にアンケートを伺う様子と、白状を使って「歩導くんガイドウェイ」の説明をしている様子

本実証実験は2023年から継続的な取り組みとして実施されており、中央区日本橋室町での実施は今回で2回目となります。
錦城護謨では、昨年度の参加者から寄せられた声をもとに、以下のような評価が寄せられました。
- 「以前より製品がめくれにくく、白杖で捉えやすくなった」
- 「点字ブロックは必要だが、歩きやすいわけじゃない、という気持ちを解消してくれると感じた」
- 「手軽さが何より良い。職場や病院などで敷設をお願いしやすいと思う」

一方で、「従来の点字ブロックの硬さに慣れているため、慣れが必要」といった意見もありました。

画像の説明:スマートフォンによる音声ガイドとともに、エレベーターに向かう動線に向かって敷設された「歩導くんガイドウェイ」の上を白杖を使って歩行する視覚障害当事者

近年、アプリや音声案内などデジタル技術を活用した歩行支援の開発も進み、移動を取り巻く環境は着実に進化しています。そんななか、誘導マットは、デジタルによる案内を補完しながら、誰でも・確実に利用できる道しるべとして機能し、安心して移動できる環境づくりの基盤となります。

今後も錦城護謨は、本製品群を通じて、障害者差別解消法に基づく「合理的配慮」を、普遍的な社会インフラとして社会に根づかせていくことを目指します。

画像の説明:地下1階から地下道への動線に敷設された「歩導くんガイドウェイ」の上を白杖を使って歩行する視覚障害当事者

視覚障害者歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」


画像の説明:歩導くんガイドウェイの製品画像

設置実績:公共施設、病院、オフィスビル、スポーツ施設、商業施設など
設置方法:ピータイル、長尺シート、タイルカーペットなど多くの床材に対応でき、既存の床への簡単設置が可能
カラー:6色展開(マンゴーイエロー、スモーキーイエロー、スモーキーピンク、スモーキーブルー、チャコールブラウン、チャコールグレー)※受注生産にて特注色の製作可能
費用:公式サイトにて参考事例を掲載( https://guideway.jp/sankoukakaku/

■Webサイト https://guideway.jp
■電子版パンフレット https://guideway.jp/pdf/siyou/Guideway.pdf
■開発ストーリー https://prtimes.jp/story/detail/wrVEjASNL0x

画像の説明:左から、『歩導くんガイドウェイ』の上をベビーカー、車いす、白杖利用者、台車が通行する様子。あわせて、これまでに受賞したアワードロゴおよび『歩導くんガイドウェイ』ロゴ

視覚障害者歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」 は、これまでに公共施設、病院、オフィスビルなど、1200か所以上(※)に導入されており、iF DESIGN AWARD 2016、German Design Awards 2018、IDEA 2019、ソーシャルプロダクツ・アワード2024といった数多くの賞を受賞しています。

※導入実績(https://guideway.jp/settijisseki/)同社調べ
視覚障害者トイレ誘導ライン「ガイドレット」


画像の説明:ガイドレットの製品ロゴとアイキャッチ画像

設置実績:イオンタウン茨木太田(大阪府)、日本ライトハウス情報文化センター(大阪府)ほか
設置方法:施設や店舗で一般的に使用されている、トイレ用クッションフロアに両面テープで貼り付けるだけで、簡単に設置可能。
カラー:2色展開(チャコールブラウン、チャコールグレー)
サイズ:長さ250×幅50×厚み5mm
価格:1本あたり 3,300円(税込) ※別途、設置費用
■Webサイト https://www.kinjogomu.jp/welfare/guidelet.html

視覚障害者歩行テープ「ココテープ」

ラインで使いやすいココテープ 3mロール(1巻入り)

画像の説明:ココテープ(3mロール)の製品画像

長さ:3m
質量:384g
希望小売価格:4,950円(税込)

ポイントで使いやすいココテープ 25cmバー(2本入り)

画像の説明:ココテープ(25cmバー)の製品画像

長さ:25cm
質量:32g(25cm)
希望小売価格:1,200円(税込)

共通仕様
素材:[本体]塩化ビニル(PVC)、[接着テープ]基材=布、粘着剤=天然ゴム、剥離紙=紙
サイズ:幅48mm×厚み6mm
カラー:イエロー
設置場所:屋内
製造:日本国内
■Webサイト https://coco-tape.jp/

お問い合わせ先:
錦城護謨株式会社 ソーシャルイノベーション事業本部バリアフリー推進課
https://www.kinjogomu.jp/welfare/inq.html

会社概要


画像の説明:本社工場外観

今年で創業90年を迎える錦城護謨は、国内で高いシェアを誇る家電製品のゴム部品製造に加え、土木事業では2025年の大阪・関西万博の会場地 夢洲の地盤改良工事にも携わった実績を有する。
創業以来培った「技術力」を基に、自動車、スポーツ用品、食品関係、医療機器など多様な分野で活躍し、大手メーカーのパートナーとして人々の暮らしを支えている。近年では、屋内専用のゴム製視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を主力製品とする福祉関連事業での取り組みも進めており、視覚障害者の移動支援ツールの継続的な開発活動が評価され、2025年12月には「令和7年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」において「内閣府特命担当大臣表彰 優良賞」を受賞している。
また、割れないゴムのグラスで話題の自社ブランド「KINJO JAPAN」では、新製品開発を通じて世界展開にも挑戦している。



企業名 :錦城護謨株式会社(読み:きんじょうごむ)
代表者 :代表取締役社長 太田泰造
創業 :1936年5月
事業内容:工業用ゴム部品の生産・販売、軟弱地盤改良工事(設計・施工・管理)、視覚障害者歩行誘導マットの製造販売・施工、自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発事業など
Webサイト:https://www.kinjogomu.jp

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