プレスリリース

【JFA女子サッカーデー企画】中田久美理事&鈴木万紀子理事&藤田実桜選手(立川アスレティックFCレディース)が対談!「もっと女性にプレーしてもらうにはどうしたらいい?」【女子Fリーグ】

リリース発行企業:一般社団法人日本フットサルトップリーグ

情報提供:




3月8日は「JFA女子サッカーデー」。一般社団法人日本フットサルトップリーグ(以下、「Fリーグ」「女子Fリーグ」)は、Jリーグ・WEリーグなどと共に、この活動に賛同しています。

「JFA女子サッカーデー」の詳細はこちら>>https://www.jfa.jp/women/womensfootballday2025/

広くサッカーファミリーにこの活動を知っていただくため、日本フットサルトップリーグの中田久美 理事、鈴木万紀子 理事のお二人と、史上初開催となるFIFAフットサル女子ワールドカップを目指す、立川アスレティックFCレディースの藤田実桜 選手を交えて、対談を実施しました。今回はテーマ2「もっと女性にプレーしてもらうにはどうしたらいい?」をお届けします。

プロフィールはこちら
中田 久美(Kumi Nakada)理事:http://j-sm.jp/kumi-nakada/
鈴木 万紀子(Makiko Suzuki)理事:https://kanoacrew.co.jp/
藤田 実桜(Mio Fujita)選手:https://tachikawa-athletic.jp/ladies/mio_fujita/

対談で話された3つのテーマを、3回に分けてお届けします。
(1)フェアに輝ける社会、夢に向かってチャレンジできる社会とは
(2)もっと女性にプレーしてもらうにはどうしたらいい?
(3)史上初開催の女子ワールドカップを目指して
(2)女性にもっとサッカーをプレーしてもらうにはどうしたらよいか
──今年の「JFA女子サッカーデー」では「女子サッカーの普及」をテーマに掲げています。では、女性にフットサルやサッカーをもっとプレーしてもらうためには、どうすれば良いのでしょうか。

実は、バレーボールは女性の競技人口が男性の2倍多いことをご存知でしょうか。10代のバレーボール人口は、男性が89万人、女性が93万人(笹川スポーツ財団調査)と、女性のほうが多い状況です。一方で、サッカーの総競技人口は多いものの、男性229万人、女性50万人(同調査)と、女子の比率が非常に少ないのが現状です。

この差について、藤田選手はどう感じていますか?

藤田選手「私も男子チームでプレーしていたのですが、女子だけのチームは少なかったと思います」

──なぜ女子のフットサル・サッカーの競技人口が少ないと思いますか?

藤田選手「イメージの問題かもしれません。私も小さい時は、親がやらせたいという思いがあり、ピアノやエレクトーンをしていました。やっぱり女性らしさというイメージがあったのかなと。逆に、フットサル・サッカーは男性らしさというイメージが持たれていたのではないかと思います」



──では、女性の競技人口の多いバレーボールには女性らしさのイメージがあるのでしょうか?

中田理事「女性らしさというか、家庭環境の影響が大きいと思います。私の母も『ママさんバレー』をしていて、小さい頃は、母と一緒に練習へ行っていました。物心ついた時に一番身近にあったのがバレーボールでしたし、みんなバレーボールをやっていたような気がします。母親に育てられているので、母親の影響力ってすごく大きいのかなって思いますね」

──藤田選手のご家族はサッカーをされていましたか?

藤田選手「いえ、母はテニスをしていました。私は全くテニスを通ってこなかったんですけど(笑)。親もそうですけど、私の場合は、仲良くしている友達の影響が大きかったです」

鈴木理事「あとは憧れる選手の存在ですよね。私は、(中田)久美さん世代の女子バレーの試合を絶対にテレビで見ていたし、そして、バレーがやりたくなった。私はサッカーは女子がプレーするという意識がなかったのですが、なでしこジャパンが優勝して、競技人口が増えましたよね。憧れる選手がいることが非常に大切です」

── では、どうすれば女性にもっとフットサルやサッカーを始めてもらえるでしょうか?

中田理事「バレーやバスケなどの室内競技とフットサルを一緒に楽しめるイベントを開催するのはどうでしょう。例えば、体育館で1日中いろんな競技が楽しめるようなもの。そうして、いろんな人に色んな競技を実際に見てもらう機会を増やすんです」

鈴木理事「賛同します!まさにこれが目的で、私はトップリーグ連携機構のウーマンアスリートプロジェクト(※1)に参加しています。女性スポーツが連携することでより強く普及できると感じています」



──その「他のスポーツとの連携」は、松井大輔 理事長も重視しています。実際に、Bリーグといくつかのコミュニケーションも取らせていただきました。

中田理事「SVリーグじゃないの?(笑)」

鈴木理事「メインスポンサーが違うという点も、まだ女子スポーツは比較的柔軟なので連携ができる可能性があります。実際に、ウーマンアスリートプロジェクトでは、女子競技横断のスポンサー契約を締結し、商品プロモーションを実施した例もあります」

──JリーグとWEリーグが同日開催した例も記憶に新しいですね。具体的に女子フットサルを広める上にはどうすればいいでしょうか?

鈴木理事「フットサルはサッカーよりも、さらに女子が入りやすいスポーツだと思っています。アイデアとしては、フットサルの簡単なテクニックを伝える動画の配信。例えば美容や健康に役立つ点をアピールするのはどうでしょうか。アスリートの方が身体のことを知っているし、ヨガやピラティスのように、自宅で簡単にできるボールを使ったエクササイズを発信することで、興味を持つ女性が増えるかもしれません」

藤田選手「美容にはちょっと食いついちゃいますね」

鈴木理事「代表選手がそれを実践して発信すれば、話題になるかもしれません」

──選手目線ではいかがでしょうか?

藤田選手「既に取り組んでいるチームもあると思いますが、私のアイデアは3つです。1つ目は、幼少期からフットサルやサッカーに触れる機会を増やすこと。海外では、サッカー選手が小さい頃からフットサルをやっている選手が多いです。なので、フットサル・サッカーが身近にある環境、例えば小学校に行ったりだとか、選手が教えに行くっていう機会を増やすところが1つ。2つ目は、ママさんフットサルです。子どもがプレーしている間に、ママたちも隣のコートでフットサルを楽しむ。3つ目は、日本代表のレベルアップ、そしてトップリーグの選手が本気でプレーしている姿をもっと見てもらうことです。これらが循環すれば、競技人口も増えると思います」



※1 Woman Athletes Project -WAP (女性アスリートプロジェクト)
https://japantopleague.jp/wap/
次回、「史上初開催の女子ワールドカップを目指して」に続く。
前回のテーマはこちら>>「フェアに輝ける社会、夢に向かってチャレンジできる社会とは」

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