![「麦わらの一味」のマークが彫られた特製木樽ジョッキ ©尾田栄一郎/集英社](https://images.keizai.biz/shimokita_keizai/headline/1299233724_photo.jpg)
下北沢南口のバー「URAKITA(ウラキタ)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3421-9449)で製作している「海賊木樽ジョッキ」が、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)のコミックス2億冊突破記念キャンペーンの賞品に採用され、話題を呼んでいる。
昨年2月から発売を開始した木樽ジョッキの容量は380ミリリットル。国産スギの間伐材などを使い製作している。開発のきっかけは「『ワンピース』など海賊をモチーフにした作品を話題にする客が多かったこと」(オーナーのダイスケさん)といい、「本家」とのコラボがかなったかたちとなった。
賞品に採用されたのは、同店の「海賊木樽ジョッキ」(3,000円)に「麦わらの一味」「白ひげ海賊団」「海軍」のマークが、それぞれ刻印されるなどした特製品。キャンペーン用のため販売は行っていないが、「キャンペーンに採用されたことで『木樽ジョッキ』の注文が増えた」という。店内やオンラインショップで販売中の同品を一度に100個以上注文する飲食店関係者もいるという。
同キャンペーンは「ルフィの秘宝」と題し、1月31日~2月28日の間に発売された集英社の雑誌と連動したプレゼント企画。特製の木樽ジョッキは「週刊ヤングジャンプ」の賞品で、抽選で3個セットが150人に当たる。キャンペーン対象号の販売とプレゼントの応募期間は既に終了している。
ダイスケさんによると、集英社側からオファーがあったのは昨年秋ごろ。「初めは何かの間違いかと思った。本当だと分かったときは鳥肌が立った」と話す。「日本中に木樽ジョッキが普及して、昔はガラスのジョッキで乾杯していたんだと言われるくらいになれば」とも。