下北沢南口の「OFF・OFFシアター」(世田谷区北沢2、TEL 03-3424-3755)で5月19日から、「劇団まるだし」の旗揚げ公演「広報まるだ」が行われる。
同劇団の主宰は、ウェブマガジン「腹藝春秋」の編集長を務める、かくたかひろさん。旗揚げの経緯について、かくさんは「劇団『ロリータ男爵』の田辺茂範さん、『猫のホテル』の森田ガンツさんとお会いして生まれた劇団。腹藝春秋の創刊15周年記念という意味合いもある」と話す。
同公演では、架空の丸田市を舞台に、市役所に就職したばかりの職員が目撃した市民たちの暮らしを描く。「大人計画」の顔田顔彦さんをはじめ、小劇団で活躍する役者が多数出演。「田辺さんのほか、テニスコートさん、『犬と串』のモラルさん、『ナカゴー』の鎌田順也さんという、個性と実力のある作家たちが書いたコント脚本に期待してほしい。劇場で丸田市の地図を配る予定なので、観劇した後に読んで笑ってもらえれば」と話す。
当初18日に公演初日を迎えるはずだったが、諸事情により1日延期。公演は19日からとなった。動員の見込みについて「15年間続くウェブマガジンの読者を中心にお客さんの来場を期待している」と自信を見せる。
公演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、自由席=前売り3,200円・当日3,500円、指定席=同3,500円・同3,800円。公演は今月22日まで。