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下北沢北口にイタリア料理店-39歳シェフが独立開業

苅部さん(左)と青木さん。「下北沢の街並みと対照的にシンプルな内装にした。近郊に住まれている方が落ち着いてワインを楽しめる場になれば」(苅部さん)

苅部さん(左)と青木さん。「下北沢の街並みと対照的にシンプルな内装にした。近郊に住まれている方が落ち着いてワインを楽しめる場になれば」(苅部さん)

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 下北沢北口にイタリア料理店「La casa Prima-e-vera(ラ・カーサ・プリマヴェーラ)」がオープンして2カ月がたった。

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 ビルの3階に位置する同店。店舗面積は約12坪で、席数はテーブル、カウンター席合わせ15席。風通しの良い店内は、白を基調とした内装で仕上げた。

 オーナー兼店長は苅部勝一さん(39)。苅部さんは昨年まで15年間、代官山など都内のイタリア料理店に勤務。「子どものころに家族でよく大皿料理を分け合っていたことが、大皿料理の多いイタリア料理を好きになったきっかけ。大学卒業後いったんは会社員になったが、半年で辞めて料理人を目指した。シェフとして働き始めてからは、いつか独立して店を持ちたいと考えていた」という。

 ランチメニューは、800円から1,800円まで4コースをそろえる。ディナーメニューは、白ワインやスプマンテによく合うという「稚アユのカルピオーネ」(800円)、希少な豚肉で作ったソーセージ料理「幻霜ポークのサルシッチャとレンズ豆の煮込み」(800円)、「本当においしいルーコラを仕入れているので思わずメニュー名に『おいしい』をつけてしまった」(苅部さん)という「おいしいルーコラとフルーツトマトのサラダ」(1,200円)など約50種類。ワインは、シチリア島のものを中心にボトル2,000円~8,000円前後のものをそろえる。

 店を開くにあたり、「まだまだ価格の高い店が多いので、お客さんに、もっと気軽にワインやイタリア料理を楽しんでほしいと思っていた」と苅部さん。そのため価格をできるだけ抑え、コストパフォーマンスをよくすることを一番に考えたという。

 現在、苅部さんとスタッフの青木さん2人で運営する。苅部さんは10年ほど前から、仕事の傍ら書道を勉強。準師範の資格を取得した。「お子さんの命名書きなど、何かあれば声を掛けていただければ」

 営業時間は12時~16時、18時~24時。月曜定休。

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