三軒茶屋南口のワイン酒場「アゲマキ」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-6450-7329)は8月から、豊富な栄養価があるとされる微細藻「ミドリムシ」を使った「ミドリムシバーガー」の提供を始めた。
同メニューは、石垣島産の「ミドリムシ」の粉末をバンズに使ったハンバーガー、ドレッシングに「ミドリムシ」を使ったサラダ、ポテトなどをワンプレートで提供する。販売数は1日限定10個。価格は1,500円。調味料として「ミドリムシ」の普及を目指す「ユーグレナ」(文京区)の提案を受け、同店が考案した。
フランス料理をメーンに手掛ける料理長の池田太郎さんは「ミドリムシはクセが強く、初めて食べたときは衝撃を受けた。クセを消していくためには、味の濃いものを合わせていく必要があると考え、以前から店で提供していたハンバーガーのアレンジを思いついた」と話す。バンズにミドリムシを練りこんだのは、「生地に海草を混ぜ込んで作るイタリアの揚げパン『ゼッポリーニ』にヒントを得た」とも。
池田さんは「難しい食材だったので、料理として提供できるようになるまで苦労した。名前を聞いて敬遠される方もいるが、実際に食べた方からは『普通においしい』という声も頂いている。ぜひ試していただければ」と呼び掛ける。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時30分、ディナータイム=17時30分~23時30分。