下北沢北口の刺しゅう店「dill fait beau(ディルフェボー)」が10月5日、刺しゅう店とビストロ「dill fait beau seize(ディルフェボーセーズ)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3467-4589)としてリニューアルオープンした。
店舗面積は10坪。ビストロは5坪を占め、席数はカウンター6席、テーブル6席。オーナーは、フランス料理のシェフ山根由之さんと優美さん夫妻。由之さんはフードコンサルタントのダニエル・マルタンさんの下で10年間修行し、その後白金のフランス料理店などに勤務。「敷居の高いフランス料理店ではなく、大人のための隠れ家的な店を作りたい」という思いから、優美さんがオーナーを務めていた「ディルフェボー」に併設するかたちでビストロを開いた。
ビストロのメーンはフランス料理で、ハムやパティ、ベーコンなどは全て手作り。「特にハムは豚肉を塩漬けにして10日間かけて熟成させる自信作」(由之さん)という。メニューは季節や仕入れ状況によって変更するが、ランチタイムはリゾットランチ(1,200円)や、手作りのハムが楽しめるクロックムッシュランチ(980円)などを提供。メーンを魚・肉料理から選べるランチコース(1,900円~)も。ディナータイムはフランス料理をベースとした、肉・魚などの単品料理、各種ワイン(650円~)などを提供する。
刺しゅう店ではこれまで通り、ポーチ(840円)や、ギャルソンエプロン(3,000円)などの商品を販売する。
リニューアルから半月を振り返り、優美さんは「客層はカジュアルなデート使いのご夫婦やカップルが多め」と話す。客単価は3,500円~5,000円。店内は優美さんの刺しゅうの入った小物なども飾り、「違うジャンルを歩んできた夫婦2人で運営することで、2つのジャンルを融合できる」と意気込みを見せる。
営業時間は、ビストロ=18時~22時30分(ランチは木曜~日曜の12時~14時)、刺しゅう店=12時~22時30分。共に火曜定休。