世田谷代田に「デザート食堂」-アントルメを中心に提供

右から、オーナーの安井定義さんと妻の由美子さん

右から、オーナーの安井定義さんと妻の由美子さん

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 世田谷代田南口にアントルメを中心に提供する食堂「デザート食堂 アントルメ」(世田谷区代田3、TEL 03-3424-4551)がオープンして4カ月がたつ。店舗面積は約14坪。テーブル4席、カウンター8席。

同店で提供するアントルメ

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 アントルメとは、コース料理の最後に提供される甘いデザートのこと。オーナーの安井定義さんは、フレンチレストラン「La Rochelle(ラ・ロシェル)」をはじめ、さまざまな店のパティシェやベーカリーなどを担当。独立後はベーカリーショップ兼フレンチビストロ「パン焼き人」を開いた。その後、体調不良により「パン焼き人」を弟子に譲り、一線を退いていたものの「コースでしか食べられないアントルメを注文できる、ぜいたくな店をつくってみたい」と妻・由美子さんと同店を立ち上げた。

 その日の天候や気温に合わせたものを作る「本日のアントルメ」(700円~)は、寒い日は「レアチーズムース」、暑い日は「ボンブアイス」などを提供。キャラメルやオレンジジュースなどで作る昔ながらの伝統的な味の「クレープシュゼット」(800円)なども用意する。「コースではない気軽さ」(オーナーの安井さん)がコンセプトのため、食事メニューは「ポトフ」(880円)や「野菜ベースのカレー」(700円)、「赤ワインたっぷりで煮込んだ牛角煮丼」(900円)など。オードブル2品とメーン料理、アントルメ、お代わり自由の自家製パン、ドリンクをセットにした「ランチセット」(1,200円~)も。自家製パン(120円程度~)とケーキ(250円程度~)はテークアウトも可能。

 厨房に立つのは安井さん一人。そのため、真空調理法を用いて仕込みのできる食事メニューを展開している。「真空調理法なら、味が染みこみやすいうえ、スモークも作ることができるため、メニューも考案しやすい」という。今後については、「店を大きくしたり、店舗を増やしたりする気はない。甘いお菓子を食べると、人は笑顔になるもの。それを見るのが何よりの楽しみ」と話す。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。

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