下北沢で「コミュニケーションロボット」の講演会-発明者は25歳男性

「オリヒメ」と吉藤さん。黒い白衣はトレードマークだという

「オリヒメ」と吉藤さん。黒い白衣はトレードマークだという

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 下北沢南口の「北沢タウンホール」(世田谷区北沢2、TEL 03-5478-8006)で6月8日、コミュニケーションロボット「オリヒメ」などの発明者である吉藤健太郎さんの講演会「コミュニケーションの未来を拓くロボット技術」が行われる。

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 主催はしもきた商店街振興組合、下北沢大学。吉藤さんは現在25歳。12歳のころに初めてロボットをつくって以来、現在までロボットや福祉機器などの開発を続けている。吉藤さんは子どものころ自宅療養のため約3年半学校に通えなかったという。「体が不自由なときに感じる孤独は、健康な状態では決して理解できなかったと思う。同じように病院で孤独を感じている人や、一人暮らしで孤独を感じている人をケアできないかと考え、いきついたのがロボットを使ってコミュニケーションをすることだった」と話す。

 吉藤さんの代表作「オリヒメ」は、「孤独を感じる人の分身となり、離れた場所にいる他者とコミュニケーションを取るためのロボット。たとえば、病室にいる子どもの代わりに、家族のいる場所にオリヒメを置けば、病室からオリヒメを動かして家族と会話したり団らんすることができる」という。現在は「オリヒメ」のベータ版(8万8,000円)を販売しており、実際に病気の子どもや老人ホームなどで使用されている。製品版は今年秋ごろの販売を予定。

 同講演について「子どもにも分かりやすく、ロボットやサイエンスに興味を持ってもらえるような話をしたい。講演を聞いて、ロボットによってサポートされる我々の未来や、コミュニケーションの大切を考えてもらえたら」と吉藤さん。

 開催時間は13時30分~15時30分(開場は13時)。入場料=無料。詳細は下北沢大学のホームページで確認できる。

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