下北沢駅地下化による鉄道跡地の土地利用について11月21日、小田急電鉄が「上部利用の施設配置(ゾーニング構想)」を発表した。
該当エリアは下北沢を含む代々木上原駅~梅ヶ丘駅間。いずれも現在、連続立体交差事業と複々線化事業が進められている。「街の個性や雰囲気を踏まえつつ、にぎわいや回遊性、子育て世代が住める街、文化をキーワードに街に新たな魅力を創出すること」を目指しながら、世田谷区が掲げる防災・減災のための視点も重視している。
未来の下北沢駅は駅舎を含めて2階建てとなる予定。下北沢駅周辺地区は「シモキタショッピングゾーン」として位置付けられており、駅からの回遊性を高める多様な店舗を展開する予定。同ゾーンに建設する商業ビルは2~3階建てを予定しているが、高さについては未定。誘致を狙っている業態についても現時点では未定だが、「今後マーケティング調査などを行い決めて行く予定」(小田急電鉄開発事業本部担当者)という。
そのほかのエリアの上部利用については、商業施設や業務系施設、通路、駐車場、駐輪場、公園などが配置される予定。
完成時期は、複々線の工事進捗(しんちょく)合わせて順次整備を進めていくが、詳細な日は未定。複々線事業の完成は2018年度を予定している。