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下北沢に定食店「キッチンたくあん」-「居酒屋は入りづらい」という需要に応える

同店の外観。昼は白色、夜はえんじ色ののれんが掛かる

同店の外観。昼は白色、夜はえんじ色ののれんが掛かる

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 下北沢南口に5月3日、「キッチンたくあん」(世田谷区代沢5、TEL 03-3795-3795)がオープンした。

夜の「おばんざい」の一例

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 店舗面積は約13坪。席数は24席(うちカウンター8席)。車いすやベビーカーの利用も視野に入れ、入り口の扉は幅3メートルまで開くことができる。入り口から店内は段差がないバリアフリーにした。

 昼は数種類の日替わり定食、夜はアルコールとおばんざいや一品料理などを提供。店長の長道創さんは十数年間バー業界で働いてきたといい「バーは非日常の酒。今度は日常の酒をやりたいと思い当店を開いた」という。料理を担当するのはオーナーの松岡美智子さん。「いろいろなものをバランスよく食べてほしい」という思いから、メニューはすべて日替わりに。「仕入れ先の市場の人から、食材のおいしい調理法を聞いてメニューに取り入れることもある」という。

 ランチメニューの一例は「三元豚もち豚のしょうが焼き」(1,000円)、「タラのフライ タルタルソースがけ」(900円)、「鶏の照り焼き」(800円)、「彩り野菜のひき肉カレー」(800円)など。定食には付け合わせ、ご飯、みそ汁、たくあんが付く。夜のおばんざい(1品=400円、3点盛り=600円)は「ミニトマトの煮びたし」や、油揚げに似た熊本の特産品の南関揚げにつくねを巻いて煮た「南関揚げのくるくる」など。ドリンクメニューは生ビール(500円)、定期的に銘柄に入れ替える日本酒やグラスワイン(銘柄により600円前後)など。

 客層は幅広く、家族連れや女性一人客もいるという。「居酒屋は入りづらいけど、ちょっと酒と食事をしたいという人に利用していただけている」と長道さん。「お客さまのシチュエーションに合わせて好きに使ってほしい。メニューや営業時間も需要に合わせて変えていき、型にはまらない店づくりをしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~22時30分。月曜定休。

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