買う

下北沢にオーダーメードスーツ「吉田スーツ」-生地300点超取りそろえ

同店では生地のカタログだけでなく、現物生地300~400点ほどを展示しており、「体に生地を当ててみることができるため、仕上がりのイメージが湧きやすい」(スタッフの島田さん)という

同店では生地のカタログだけでなく、現物生地300~400点ほどを展示しており、「体に生地を当ててみることができるため、仕上がりのイメージが湧きやすい」(スタッフの島田さん)という

  • 0

  •  

 下北沢西口に6月30日、「吉田スーツ 下北沢店」(世田谷区北沢2、TEL 03-6796-3131)がオープンした。

モッズ・ダブル・スーツ「モダニスト」

[広告]

 店舗面積は10坪。主に男性向けのオーダーメードのスーツ、シャツ、靴などを販売する。2003年にオープンした国分寺店を本店に、同店は3店舗目となる。スタッフが客の採寸やスタイリングの提案を行い、型を作成し国内の縫製工房へ発注している。

 客層は30~40代のビジネスマンが中心だが、「量販店とそれほど変わらない値段で購入できるため、新社会人のお客さまも少なくない」とスタッフの島田篤志さん。「リピートして2着目、3着目を購入する人も多い」とも。仕立てるスーツは、ビジネススーツやフォーマルスーツなど種類はさまざま。最近では、「結婚式用にフロックコートを仕立てて、式が終わった後は丈を短くする仕立て直しをして普段使いに」といった需要も多いという。

 下北沢へ出店した理由については、「ミュージシャンやファッション好きの人が多い下北沢で、オーダースーツの文化を発信していきたかった。吉田スーツのスタッフも古着好きの人が多いため、きっと下北沢の人々にもオーダースーツの魅力が伝わるはず」と話す。

 商品は、「ベーシック・ビズポーク・ライン(マシンメード中心)」(2万9,000円~)、「エグゼクティブ・ビズポーク・ライン(一部手縫いの縫製)」(7万9,000円~)、「プレミアム・ハンド・ライン(すべて手縫いの縫製)」(14万9,000円~)など。オプションは、裏地を選ぶ(1,500円)、ボタンを水牛・ナット・貝の素材に変更する(1個150円~)、スリーピースのベスト(1万円)など。平均価格は4万9,000円~5万9,000円。オーダー方法は、生地や裏地、ボタン、スーツの形、縫い方などを選び、採寸を行う。完成までは3週間程度。(価格はすべて税別)

 同店では毎月、テーマに沿ってオリジナルスタイルのスーツを提案している。これまで、1930年代を意識したブリティッシュスタイル「ウィロウ」、モッズスーツの「モダニスト」、自転車を乗るときのためのスーツ「ランドナースーツ」などを店頭やホームページで発表してきた。「吉田スーツはいろいろなスタイルを提案できるのが強み。どんな要望にも応えられる店というイメージを定着させたい」(島田さん)と意気込む。

 接客に1時間ほど時間がかかるため、営業時間のうち10時~12時と20時~22時は予約制。予約客以外の通常営業時間は12時~20時。水曜・木曜定休。

  • はてなブックマークに追加

下北沢経済新聞VOTE

下北沢経済新聞を読んだことをきっかけに、実際に足を運んだ店やイベントはありますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース