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「ナタリー」運営会社、KDDIが買収-下北沢を拠点に9年目

同社社長の大山卓也さん(2011年撮影)

同社社長の大山卓也さん(2011年撮影)

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 音楽ニュースサイト「ナタリー」などを運営するナターシャ(世田谷区北沢2)が8月22日、KDDIの連結子会社化したことが発表された。

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 同社は2005年12月に創立。2007年に「ナタリー」、2008年に「コミックナタリー」、2009年に「お笑いナタリー」をオープン。現在、「ナタリー」の月間PV(ページビュー)は2000万、UU(ユニークユーザー)は400万人で、それぞれカルチャーニュースを細かく網羅する人気サイトとして知られる。

 創立当時は下北沢の一軒家にオフィスを構えていた同社。その後、成長とともに社屋は移転・拡張しているが、現在も下北沢にある。2009年に下北沢経済新聞が行ったインタビューでは、「企業の広報の方に電話しても、(社名がナタリーであるため)ロシア人女性と間違えられる」というエピソードも。2011年には映画「モテキ」の作中に編集部が登場。リリー・フランキーさんが同社社長を演じた。

 両社の発表によれば、発行済み株式の90%に相当する普通株式をKDDIが取得。ナターシャ社長の大山卓也さんは引き続き同職で経営に従事する。ナタリーは公式サイトで「今後、ポップカルチャー分野における『ナタリー』発信力と、KDDI株式会社のコンテンツサービスとを組み合わせ、お客さまに感動を与えるさまざまなエンターテインメントサービスを提供することを目指します」としている。

 大山さんは自身のツイッターアカウントで「[ご報告]ナタリーを運営する株式会社ナターシャは、このたびKDDIグル―プの一員になりました。個人的には、インディーズでがんばってたバンドがメジャー契約したみたいなイメージで。ナタリーの編集方針は変わらず、バックアップを受けてさらに飛躍の予定です。引き続きよろしくお願いします!」とつぶやいている。

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