音楽レーベル事業や飲食店経営を手掛けるエル・ディー・アンド・ケイ（渋谷区）が2月28日、下北沢南口にダイニングカフェ＆バー「propaganda（プロパガンダ）」（世田谷区北沢2）をオープンする。

　店舗面積は38.2坪。席数は60席。同社がデザイン会社クローカ（港区）と共同で行うプロジェクトの18店舗目の新店となる。これまで手掛けた店は、2001年にオープンした「宇田川カフェ」や、ヤギを飼育していることで有名な「桜丘カフェ」など。　

　同店では、無水調理を行う鍋「バーミキュラ」を使い、「究極の蒸し野菜」を提供する予定。18店舗目に下北沢を選んだ理由について、20代の10年間を下北沢で過ごしたというオーナーの大谷秀政さんは「ここ数年、下北沢に元気がないことや閉鎖的に感じることを心配しているが、下北沢という街のポテンシャルや文化発信能力はこんなものではないと信じている。身近な個人店経営者の中には今年下北沢に出店するという人も何人かいて、下北沢再浮上の機運が高まっている。その一端を担うことができれば」と話す。

　営業時間は11時30分～翌2時（金曜・土曜は翌5時まで）。