しもきた商店街振興組合が2月7日から、期間限定で下北沢の幅広い情報を掲載した冊子「SHIMOKITAZAWA TRAVEL BOOK(下北沢トラベルブック)」を配布する。
同組合は昨年夏に「しもきた商店街ガイドブック作成コンペ」を主催。選考には8つの企業・団体が応募し、「しもきた商店街振興組合のイメージに合っている」という理由から同冊子が優勝作品に選ばれた。制作は下北沢を中心に活動するクリエーティブチーム「nine(ナイン)」。同組合理事長の柏雅康さんは「常に下北沢の内側にいるわれわれの意見に偏った内容にならないよう、ナインのアイデアを中心に進めた。普段注目されない店こそ多く掲載するよう意識した」と話す。
特徴はA6サイズというコンパクトさ。持ち運ぶ際の利便性を重視し、ポケットに入るサイズを目指したという。下北沢の店を紹介するほか、「下北沢の豆知識」「写真を撮りながら一人散歩」「下北沢が暮らしやすい理由」「年間イベントカレンダー」などの企画ページも掲載する。訪れた店の情報などを自由にメモすることができるフリーページを設けたこともこだわりの一つ。柏さんは「そのままの形でずっと残せることが、紙媒体を選んだ理由でもある」と話す。
「トラベルブックを読むことで下北沢を好きになってもらい、また来てもらうきっかけにしたい。友達や家族に渡していただくことで、このトラベルブック自身がいろいろな方のもとを旅していければ」(柏さん)とも。
配布は2月7日・8日、14日・15日の13時から。その日の配布予定分がなくなり次第終了。配布場所は下北沢駅北口の下北スクエア周辺のほか、組合の参加店やしもきた商店街振興組合事務所など。