下北沢南口の「ヴィレッジヴァンガード下北沢店」（世田谷区北沢2、TEL 03-3460-6145）に現在、専門学校「バンタンデザイン研究所」（渋谷区）の学生によるポップアップショップがオープンしている。

商品のPOPも学生が作っている

　コラボは今回が初めて。同校のバイヤー＆ショッププロデュース本科の学生約25人による卒業制作の一環として実際にポップアップショップを出店し、商品の買い付けや陳列、PR、予算管理までを行う。

　店舗テーマは「北陸」。2015年春に北陸新幹線が開通することを記念に、北陸の名産を専門学生ならではの切り口で販売する。同校生の光村祥子さんは「ヴィレッジヴァンガードらしい面白い雰囲気に合うような商品を選んだ。バンタンの学生のフィルターを通した北陸の名産を手に取って楽しんでほしい」と話す。

　「おすすめ」商品は眼鏡の産地として有名な福井県鯖江市の「眼鏡堅麺麭（めがねかたパン）」(486円)や、石川県金沢市が金箔（きんぱく）の産地であることから仕入れた食用金箔「ひょうたんから金」（1,000円）など。ほかにも北陸出身のキャラクターが登場する漫画や本、雑貨などを販売する。　

　商品の委託販売を許可してくれる企業が少なく、オープンする直前までアポを取っていたという学生たち。「PRも学生だけの力では難しく、ゆるキャラを作るなどして盛り上げている。オープン後も、売れ行きの悪い商品は陳列を見直すなど工夫が必要なことばかり」（同校の横張涼乃さん）とも。

　営業時間は10時～24時。学生が店頭に立つのは10時～20時で、商品説明などの接客を行う。3月1日まで。