下北沢南口に4月1日、ダイニングカフェ&バー「&ROLL(アンドロール)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6450-8630)がオープンした。
店舗面積は約20坪。席数はテーブル26席、カウンター4席。オーナーの坂井真平さんは広告業界出身で、「飲食店という形で総合芸術をつくり上げたい」という思いから独立。吉祥寺のダイニングバーで1年半店長を務めた後、同店をオープンした。
オープンに際し、若手のクリエーターらに協力を仰ぎ、店内の設計や音楽の選曲などを頼んだという。坂井さんは「店づくりはまだまだ途中。今後、店内の照明を知り合いのランプ職人に頼む予定だし、壁をキャンパスとして絵を描けるようにすることでアトリエとしても機能していければ」と話す。
店名の由来については、「いろんな人が関わっている店だということをアピールしたくて、映画の『エンドロール』をもじった。関わった人たちが、この店をきっかけとして活躍の幅を広げていってほしいという願いを込めている」という。
料理は店長の松本智章さんが担当。渋谷のリゾット専門店で5年間、料理長を務めた経歴を持つ。メニューは「バーニャカウダ」(972円)、「前菜の盛り合わせ」(864円)、「ベーコンとキノコのゴルゴンゾーラリゾット」(1,080円)など。「2軒目としても気軽に利用してほしい」という思いから、「アンチョビマッシュポテト」や「自家製ピクルス」(以上540円)など小皿料理も用意。ドリンクメニューは「ハートランド」(594円)、「自家製サングリア(赤・白)」(756円)など。「カクテル」(702円~)はメニューに記載していないものを含め常時500種類。
「40歳になるまでに音楽フェスを開催するのが目標。この店はそれに向けた第一歩で、ここから店舗を増やし、ゆくゆくは店内や屋外でフェスを行いたい」と坂井さん。現在準備中の個室にはレコードプレーヤーを設置し、客が好きな曲をかけられるようにする予定。「好きなものがある人同士が集まって、いろんなジャンルが交わっていける場になれば」とも。
営業時間は、12時~15時、17時~23時30分。火曜定休(祝日は営業、その場合前日の月曜が休み)。