来年5月に開催される下北沢映画祭に関連した「上映会&シンポジウムトーク&制作者交流会」が9月9日、北沢タウンホール(世田谷区北沢2、TEL 03-5478-8006)で行われた。
下北沢映画祭実行委員ではこれまでにも、映画の撮り方についてのワークショップや講義を行ってきたが、今回は主に映像制作に興味のある社会人や学生、役者に参加を呼びかけた。会場ではまず、ワークショップの講師役も務める山崎幹夫監督の作品「こぼれる黄金の月」や、過去に同氏が指導した学生による短編作品が放映された。
これらの作品はすべて8ミリフィルムカメラで撮ったもので、「フットワークを生かして場当たり的な面白さを映すのに適したものが8ミリ。色合いの違いや風情を楽しんでほしい(山崎監督)」と熱弁をふるった。このほか、下北沢の名物銭湯だった「代沢湯」を舞台とした山田勇男監督の「蒲団竜宮記」なども上映。
同映画祭執行部副部長の野村弘一さんは「今後も随時、ワークショップや実行委員募集の説明会などを開いていく」と話している。