下北沢の北澤八幡神社(世田谷区代沢3)では、2017年の初詣に多くの参拝客が訪れる見込みだ。
同社は代沢2~5丁目、北沢1~5丁目辺りの氏神。毎年近隣の住人や音楽業界や演劇業界での成功を願う若者が新年の祈願を行っており、昼には行列ができる。待ち時間の見込みは大鳥居から約1時間。初詣に訪れる人の中には、31日の夜中から新年1日になるまでの暗いうちから待つ姿も見られる。
初詣の参拝方法について「昨年の感謝を神様にお伝えした後、今年1年に成し遂げたい願いの『お誓い』を立てるのが、八幡様で初詣をする際の手順。例えば受験成就を祈願するなら『毎日一生懸命勉強して努力するので、当日に力が発揮できるように、神様どうぞお力添えください』と願う」と、北澤八幡神社、権禰宜(ごんねぎ)の矢島早苗さん。
「本殿はもちろん、両脇にある産土社(うぶすなしゃ)や高良玉垂社(こうらたまだれしゃ)は、より古くからこの土地を守っている神様。併せてお参りをしてほしい。文化的な活動をしている方は、芸能の神である弁天社の参拝もしてみては」とも。
社務所には、下北沢在住のイラストレーター平松昭子さん、ふゆはるさんの絵馬(大・800円、小600円、大小ともに限定数販売)や、お守り「夢むすび守」(800円)が授与される。
また晴天の日には高台になっているため、境内から富士山を眺めることもできる。元旦は比較的に見られる確率が高いという。
「初詣は並ぶことが多いため、どうぞ暖かい恰好で」と、矢島さん。
元日から3日までの12時~17時には、1時間ごとで巫女舞いを行う。参列中も鑑賞が可能。