下北沢でせっけん作りのワークショップ-あんこやヨモギを材料に

鹸化をうながすためにひたすら混ぜる作業も。使えるせっけんになるまでには、1か月寝かせなければならない。

鹸化をうながすためにひたすら混ぜる作業も。使えるせっけんになるまでには、1か月寝かせなければならない。

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 下北沢西口のギャラリー「ギャラリィトウキョウジョウ」(世田谷区北沢2、TEL 03-3418-4007)で10月28日、さらしあんやヨモギなどを材料にした手作りの和風せっけんを作るワークショップが行われた。

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 講師は、無添加100%の手作りせっけんを製作・通信販売している「野乃屋」の野口さん。アロマテラピーが趣味だった友人の影響でせっけんを作り始め、約4年前に自らのオンラインショップを立ち上げた。手作りせっけんの魅力について、野口さんは「材料がすべてわかっているから安心して使うことができるし、香りも効能も好きに選ぶことができる。何よりも作る過程が楽しい。作業自体が面白いから次々作ってしまう」と話す。

 この日の受講者は9人。窓から日差しがもれる白壁のギャラリーには、油とカセイソーダを混ぜて反応(鹸化)を促すために、材料をかくはんさせるための泡立て器やボウルなどの料理器具が並べられ、まるで料理教室のような雰囲気。それぞれに持ち寄ったエプロンとゴム手袋を着用した受講者たちは、終始和やかな雰囲気で作業を進めていた。椿油とパーム油などにカセイソーダを加えて鹸化させる工程では、触れると化学やけどを起こす劇薬のカセイソーダの扱いに緊張する場面も。受講者の間からは「最初に石鹸を作った人はすごい」という声が上がっていた。

 最後の香り付けを行う作業では、はちみつやさらしあん、精油などの選び方に、受講者それぞれのこだわりが。はちみつを加えるとうるおい感が増し、さらしあんはスクラブ効果があるという。受講者の女性は「自分で作ってみたかったけれど、カセイソーダなどの扱いが心配だった。ワークショップできちんと教えてもらったので、これからは手作りせっけん作りをどんどん楽しみたい」と話していた。

野乃屋

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