下北沢南口商店街の街路灯計48本が11月より新しいデザインに刷新された。これに伴い、下北沢のシンボルとして取り上げられることの多かった同商店街のゲートも一新された。
これまでの同商店街の街路灯は緑色の柱に白のグローブ(球形の照明器具)が取り付けられたもの。理事長の吉田さんによると、少なくとも記録が残っている30年前から取り替えられていなかったという。老朽化が進んだことによる危険性、メンテナンス費用のコスト削減を理由に、3年ほど前から改装計画が進んでいた。
新しくなったデザインは以前に比べて色合いはやや明るい緑。グローブ部分をなくしてシンプルなデザインに。メンテナンスしやすいことと、省エネを考えた設計だという。照度は以前よりも少し低いが、「30年前に比べると店の灯りがかなり増えたのでちょうど良いのでは」と吉田さん。11月中はテスト段階で、徐々にタイマー機能やスピーカーが取り付けられ、11月下旬から本格的に始動する。
街路灯の片面には「南口商店街」、もう片面には「shimokita south」の文字が入っている。「shimokita south」には、まだ愛称がついたことのない同商店街を、将来はこの名前で呼んでほしいという同商店街の密かな願いが込められているという。