下北沢のシンボル的CD店「ハイラインレコーズ」、閉店へ

閉店告知が掲げられた店内。閉店を惜しみ、来店する客もいるという

閉店告知が掲げられた店内。閉店を惜しみ、来店する客もいるという

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 下北沢南口のCDショップ「ハイラインレコーズ」(世田谷区北沢2、TEL 03-5432-7411)が7月15日で閉店する。

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 同店は1997年5月の開店以来、インディーズ音楽の最新情報を発信し続け、大きな支持を集めてきた。その特徴のひとつはインディーズレーベル運営と委託販売。アーティストの卵が持ち込むデモテープを店頭販売し、評判になるとデビューさせるという現場密着型のレーベル活動を展開し、メジャーロックバンド「BUMP OF CHICKEN」をはじめ、多数のアーティストを輩出した。同店限定販売の商品を目当てに来店する客も少なくなかった。

 同店を運営するハイラインの遠藤幸一社長は「3年ほど前からCD市場の冷え込みを感じるようになった。リニューアル・オープンという選択もあったが、『ハイラインレコーズ』という名のままで方向転換するのではなく、次のモードに入るべきだと考えた。90年代には『GUITAR VADER』のようにカセットテープで累計2,000本も売るアーティストもいたが、自主制作盤を中心に扱う、この店の役割は終わったと思う」と語る。

 今後の予定は決まっていないが、「業態を変えた、ハイラインの精神を継承する新店舗を模索している」という。

ハイラインレコーズ下北沢のレコード店でフリマ&インストアライブ−「MUSIC DAY」で(下北沢経済新聞)ナチュラルパンチドランカー、下北沢でインストアライブ(下北沢経済新聞)

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