第1回「CDショップ大賞」-下北沢でノミネート全曲試聴イベント

試聴イベントの様子。当日は、「mona recoeds」のオーナー行達也さんが司会・進行を務めた

試聴イベントの様子。当日は、「mona recoeds」のオーナー行達也さんが司会・進行を務めた

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 下北沢南口のカフェ「mona recoeds(モナレコード)」(世田谷区北沢2、TEL 03-5758-3326)で3月2日、第1回「CDショップ大賞」の関連イベントが行われた。

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 「CDショップ大賞」は全国のCDショップ店員が、昨年1年間に発売された邦楽オリジナルアルバムの中から「一番おすすめしたい」作品を選考するもの。パートやアルバイトを含む、CDショップの店員であれば誰でも投票可能で、ウェブ、携帯サイト、ファクスのいずれかで投票する。

 実行委員長は同店オーナーの行達也さん。運営に携わるプランナーの磯部光毅さんは「レコード大賞とは違う、CDショップ店員から発信できる賞があってもいいのではと思い、設立した。またCDショップ店員にとっても、ほかの店員が推薦したものを聴くことで音楽への再発見になれば」と話す。

 同賞の1次投票は昨年11月17日から今年1月20日まで行われ、集計の結果、上位29作品がノミネートされた。2次投票では、ノミネートされた29作品をすべて聴いてから投票しなければならない。今回の試聴イベントは、2次選考に関連してCDショップの店員が集まり、ノミネートされた全曲を試聴するもので、CDショップ店員であれば誰でも参加できる。小規模のCDショップでは手に入りにくいこともあるインディーズ音楽もノミネートされているため、「より多くのCDショップ店員にも参加してもらえるように、今回の試聴イベントを開催した」(磯部さん)という。

 試聴イベントに参加していた、「IKEYA(イケヤ)」(静岡県浜松市)の坂田信康さんは、入荷CDの段ボールに入っていた同賞のチラシを見てイベントを知ったという。「最初は参加しようかどうか迷っていたが、チラシを読み返すうちに『音楽業界のために何かしなくては』と思った」と話す。また、「HMV高崎店」(群馬県高崎市)でアルバイトする田屋由佳利さんは「『本屋大賞』はあるのに、なぜCDにはそういった賞がないのか、ずっと疑問に思っていた。ぜひ定番化してほしい」と期待を寄せる。

 2次投票は3月5日まで。結果は4月末にHMV渋谷店で発表する予定。

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