堤幸彦さん主宰の演劇ユニット「キバコの会」、下北沢で初公演

稽古の様子

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 演出家で映画監督の堤幸彦さんが主宰する演劇ユニット「キバコの会」の初公演「素。」が5月21日から、下北沢南口の「ザ・スズナリ」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511)で始まる。

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 堤さんは1955年生まれ。テレビドラマ「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」「TRICK」などを手がけて話題となったほか、映画、ビデオクリップ、CMなどさまざまな映像分野で活躍する。

 同ユニットのメンバーは堤さんと、俳優の半海一晃さん、野添義弘さん、多田木亮佑さんの4人。半海さん、野添さん、多田木さんは堤さんが主宰する劇団「tsutsumizo teatro(ツツミゾテアトロ)」のメンバーで、全員が50歳。「結成の理由は50歳のおじさん3人で何か面白いことをしたいと思ったから。小さな劇場で熱い芝居をしたかったので、演劇の老舗であるスズナリを選んだ」(堤さん)。

 毎回、異なる脚本家と女優をゲストに迎え書き下ろし作品を上演する。1回目となる今回は、脚本に佃典彦さん、ゲスト女優に戸田恵子さんと柳田衣里佳さんを迎える。音楽は、元チェッカーズの竹内享さんが担当。初日と最終日には舞台上での生演奏も予定。このほか、声優の山寺宏一が声の出演も。

 堤さんは「3人のおっさんたちがそろって50歳になるとか、ありがたいことに戸田恵子さんに客演を快諾していただいたとか、佃さん、私、戸田さん、多田木さんが名古屋出身だとか、そんな諸々の事情は皆さまには関係ない。それは単なる『きっかけ』であって、『編集できない1回こっきりの面白いもの』をオリジナルで創り続けていきたい。『キバコの会』は続くのか?それは誰にもわからない。多くの方の協力に感謝します。お楽しみ下さい」とコメントを寄せる。

 開演は5月21日=19時、22日=19時、23日=13時・17時、24日=13時・17時、25日=14時。開場は30分前。料金は前売り・当日共に4,500円。5月29日からは名古屋でも公演を行う。

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