新橋のギャラリーが下北沢に移転-韓国と日本の工芸作家紹介

内観の様子

内観の様子

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 下北沢南口に7月28日、韓国と日本の工芸作家を中心に、ジャンルを問わず さまざまな作品を展示する「Gallery Kyo(ギャラリー・キョウ)」世田谷区北沢2、TEL 03-6416-8642)が移転オープンする。

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 同ギャラリーは5年前、新橋で開業。建物の老朽化により、この度の移転を決めた。移転先の選定について、オーナーである宋周榮さんは「文化的なイメージの強い下北沢で、土地に根ざした活動を行いたいと思った」と話す。二層構造で地下が展示室、1階がアートショップとなっている。展示室は約18坪。

 宋さんは、韓国の放送関係企業に勤めた後、1996年に来日。当時、日本に韓国の情報が少なく、暗い情報ばかりがメディアで取り上げられる状況にへきえきしたという。「日本のことをもっと知りたい」「本当の韓国を知ってもらいたい」という気持ちが高じ、ギャラリー名には日本語とハングルで同じ発音を持つ「Kyo(橋)」を付けた。

 オープン後は、韓国人作家4人による陶磁器の展覧会などを予定する。そのほか、パッチワーク的手法を用いた韓国の伝統芸術の一つである「ポジャギ」の講習会を定期的に行うほか、韓国料理のレッスンやランチ会、伝統楽器カヤグムを用いた演奏会など、さまざまな催しを予定する。

 宋さんは「日本人作家による作品と、韓国人作家による作品が共存する場を目指したい」と意欲をみせる。「日本人作家が韓国で作品を展示できるようなネットワーク作りにも尽力したい」とも。

 営業時間は11時~19時。

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