情報ポータルサイト「ぶらり下北沢」-下北沢育ちの男性が立ち上げ

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 下北沢の店舗情報などを配信するポータルサイト「ぶらり下北沢」が11月2日、オープンした。

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 同サイトを立ち上げた鍛冶川直広さんは現在30歳。幼稚園から大学卒業までの17年間を下北沢で過ごした。卒業後、大手IT企業に就職し、一時期下北沢を離れたが「下北沢に帰ってくるたびにいい店がどんどんなくなってしまう」ことに危機感を覚えたという。「下北沢の街を応援するために何かできないか」と考え、会社を4年で退職。金融会社やコンサルティング会社、会計事務所で経営のノウハウを学んだ後、同サイト開設に先立ち、昨年9月に個人事業として歩楽里(世田谷区北沢4)を立ち上げた。歩楽里は年明けをめどに法人化を予定。

 同サイトのサービスは、無料または有料で下北沢の店舗情報やイベント情報を掲載するもの。「フリープラン」(費用=0円)、「ライトプラン」(初年度費用=9,450円)、「スタンダードプラン」(同=3万1,500円)があり、料金によって掲載情報量や表示順位が異なる。

 スタート時の目標として設定した掲載店舗数は200店。「北沢八幡宮例大祭」などの祭りやイベントに足を運び、街の人と積極的に交流を持つことを心がけたという。「掲載にあたっては、1店1店、店舗を回って話をした。自分が下北沢で生まれ育ったことや、下北沢のいい店がこれ以上なくならないように店側からもアピールが必要だという話をするとご理解いただける店が多かった」という。約6カ月かけて目標の200店を達成し、オープンに至った。

 鍛冶川さんは「下北沢は賃料が高いが、その割に訪れる人がお金を使わないという状況がある。古くからあるいい店ほど広告にかけられるお金や知識がないという事情もあるので、そうした店のお手伝いをしていければ」と話す。今後の目標については、「恐らく2,000店以上ある下北沢の店すべてを掲載したい。自分たちでもイベントの開催したり店を持ったりして、下北沢にどうすればお客さんが集まるのかを考えていきたい」とも。

 現在の掲載店舗数は213店。今月2日に集計した月間PV(ページビュー)は1万5,000だという。

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