下北沢北口の三省堂書店(世田谷区北沢2、TEL 03-5783-0881)で1月17日から、写真家のよこいちえさんによるオカメインコのパネル展が開催される。
パネル展はよこいさんが昨年10月に刊行した写真集「ゆめみるオカメインコ」(ブライト出版)にちなんだもの。よこいさんが自宅で飼っている2羽のオカメインコ、「きなこ」と「あずき」の日常を撮影した写真25点と、同写真集でイラストを手掛けたKISAさんのイラストを5点程度、展示する。
よこいさんは約10年前からカメラマンとして活動。小さい頃からセキセイインコなどの鳥を飼い、鳥好きだったというが、オカメインコを撮り始めたきっかけは4年前に友人から2羽を譲り受けたこと。その魅力を「鳥は小さいけれど、想像以上に甘えん坊でかわいい」と話す。「きなこはすぐ人の上に乗ってくる甘えん坊、あずきはクールで自立した性格」というように、性格の違いも面白いという。
鳥はシャッター音などに敏感で撮影が難しいが、ストロボを使わずカメラに慣れさせることで次第に自然な表情を撮影できるようになった。「最近では撮影に慣れて、カメラの上に乗っかってくるまでになった」とよこいさんは笑う。
写真集の出版にあたっては「鳥の写真集は売れない」と難色を示されることが多かったが、「オカメインコの楽しさを伝えたい」というよこいさんの度重なる交渉によって初版2,000部で出版が実現。今年に入って重版が決定した。昨年から都内や、よこいさんの出身地・岐阜の書店でパネル展を行っている。
開催時間は10時~21時。