下北沢南口の本多劇場(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で6月21日から行われる舞台「2番目、或いは3番目」の前売りチケットが4月24日から発売される。
脚本・演出を担当するのは、劇団「ナイロン100℃」を主宰するケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)さん。KERAさんは1992年に同劇団を旗上げ。1999年に舞台「フローズン・ビーチ」で第43回岸田國士戯曲賞、2002年には第9回読売演劇大賞優秀演出家賞、第1回朝日舞台芸術賞を受賞。2007年、演出を担当した舞台「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」で第14回読売演劇大賞最優秀作品賞など、多くの演劇賞を受賞している。舞台のほか、映画「罪とか罰とか」(2009年)でも脚本・監督として活躍する。
同作は劇団「ナイロン100℃」の前身「健康」の旗上げから25年の節目にあたる作品。同劇団所属の犬山イヌコさんや、三宅弘城さん、大倉孝二さんら。客演として小出恵介さん、谷村美月さんのほか、昨年3月にKERAさんと入籍した緒川たまきさんも参加する。KERAさんは同作のフライヤーで「差別や偏見の問題を鳥瞰しながら、いつのまにかもっと遠くに立っている。そんな物語になるのでは」とコメントする。
公演は6月21日~7月19日。チケットは、前売り・当日=6,800円、学生割引券(前売りのみ)=4,200円。全席指定。名古屋や大阪、広島、北九州、新潟、いわきなどでも公演を予定する。