「SHIMOKITA VOICE」今月下旬開催へ-下北沢の再開発問題考える

平松昭子さんのイラストが入ったポスター。公式サイトには、よしもとばななさんら著名人のエッセーも寄せられている

平松昭子さんのイラストが入ったポスター。公式サイトには、よしもとばななさんら著名人のエッセーも寄せられている

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 下北沢の再開発問題を考える「SHIMOKITA VOICE」が8月28日・29日、下北沢のホールやライブハウスを会場に開催される。主催は下北沢の飲食店や企業など400店以上が参加する下北沢商業者協議会、住民や地権者など100人以上が参加する「まもれシモキタ!行政訴訟の会」、市民団体「Save the 下北沢」の3団体。

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 4回目となる今年のテーマは「SHIMOKITA IS DEAD?」。テーマについて、「Save the 下北沢」代表の下平憲治さんは「一見繁栄しているかに見える下北沢に、実は相当の危機が訪れていることを警告したもの」と話す。下北沢の現状について、「店舗が次々に開店しては数カ月後には新しい店に変わっていることがしばしばある。新規のビルにも空き家が目立ち始めた」とし、この理由の一つとして、「数年前の再開発モードで駅前を始めとする店舗のテナント料が数倍に跳ね上がったこと」を挙げる。

 イベントは2日に分けて開催。28日の会場は下北沢アレイホール(世田谷区北沢2)。評論家の佐高信さん、俳優でカレー店「パンニャ」(北沢3)のオーナー松尾貴史さん、落語家の立川談四楼さん、イラストレーターの平松昭子さん、「農民カフェ」(北沢2)オーナーの和気優さん、児童文学作家で「北沢川文化遺産保存の会」を主宰するきむらけんさんらがトークイベントを行う。

 翌29日の会場はライブハウス「下北沢GARDEN」(北沢2)。立川志の輔さん、リリー・フランキーさんらがライブイベントを行う予定。

 下平さんは「下北沢は戦前、戦後、形を変えつつ多種多様な文化を発信してきた。いかなるものも広く受け入れ、それを育て上げる愛情と知恵と思いを持つ人たちが集まっていたし、失敗してもやり直せる優しさとゆるさがあった。若いエネルギーが下北沢をあきらめてほかの街へ流れ始めるのをせき止め、愛ある下北沢を復活させたい」と意気込む。

 開催時間、入場料は公式サイトで確認できる。

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