下北沢の「駅前劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3414-0019)で現在、演劇ユニット「ゴジゲン」が第9回公演「美しきラビットパンチ」を行っている。
テレビドラマやラジオドラマなどの脚本家・俳優としても活躍する松居大悟さんが代表を務める同ユニット。学生時代に見た「ヨーロッパ企画」の芝居に影響を受けて演劇を始めたという松居さん。「ゴジゲン」のユニット名は、親交のある「ヨーロッパ企画」の俳優・諏訪雅さんが名付けた。同ユニットの目指す芝居について、松居さんは「9割のお客さんが爆笑して、1割のお客さんが号泣しているような芝居が理想」と話す。
同公演の舞台は高校のボクシング部。松居さんは「レギュラー部員の悪口を言っている補欠部員たちの自己肯定の物語。これまでは自分のコンプレックスを作品にして来たが、もうコンプレックスを書き尽してしまったので開き直った。新しいゴジゲンを見てもらいたい」と自信をみせる。
下北沢の街については、「駅前劇場は目標の一つだった。下北沢は演劇をやっていることが許されている雰囲気が好き。だが、同時に好きになり過ぎる怖さもある」と笑う。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,000円、当日=3,500円。今月26日まで。