下北沢南口の劇場「ザ・スズナリ」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511)で9月30日より、「劇団ジャブジャブサーキット」の第49回公演「蒼の組曲」が行われる。
岐阜を拠点に活動し、今年で25周年を迎えた同劇団。代表のはせひろいちさんは1999年、2004年、2006年の3回にわたって岸田國士戯曲賞の最終候補にノミネートされるなど劇作家・演出家として全国的に活躍している。25周年を迎えたことについて、はせさんは「25年間続けたという感慨よりも、これから一公演でも多く公演活動が続けられるように劇団を継続していきたい」と話す。
同公演は、今年6月に名古屋、7月に大阪で上演。下北沢はツアー最終公演となる。カラオケ施設だった場所でルームシェアをして暮らす人々を描く「エセSF会話劇」。「劇団の特徴でもあるリアリティーを大事にする芝居だが、ゆるいSF劇として気楽に楽しんでもらいたい」(はせさん)。ザ・スズナリについては、「1980年代の小劇場ブーム真っただ中のころ、岐阜からスズナリに『第三エロチカ』などの芝居を見に来ていた。そんなあこがれの劇場で2000年から公演をやらせていただいている。地方から見ると、いつまでも残っていてほしい劇場」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,300円、当日=3,600円。公演は10月3日まで。