下北沢南口に12月15日、ジャマイカ料理を提供する「BUTCHER'S JERK GRILL(ブッチャーズ・ジャーク・グリル)」(世田谷区北沢2)がオープンした。
運営は「ブッチャー・ジャーク・グリル」(練馬区)。これまで都内でのケータリングを中心に販売を行ってきた。下北沢では約45坪の空き地にワゴン車を止め、店頭販売を行う。
メーンはジャマイカ料理の一つ「ジャークチキン」(S=400円、L=600円)。「ジャークチキンは、さまざまなスパイスを使ったソースに漬け込んだ鶏肉を炭火でいぶしてさらに焼いたもの」と話すのは、社長の多志賀道子(たしが・みちこ)さん。このほか、「ジャークチキンサンドウィッチ」(S=500円、L=700円)、「ココナツチキン」「パインポーク」(以上600円、ライス付き=700円)など。ドリンクメニューはビールやカクテル、ハイボール(以上400円)などを用意する。
同社は日本人レゲエアーティストとして活動するブッチャーさんが2006年、妻の多志賀さんと立ち上げた。ブッチャーさんは1994年から音楽活動を開始し、現在はラジオ「Inter FM」のパーソナリティーを務めている。仕事の関係で訪れたジャマイカで「ジャークチキンに出会って衝撃を受け」、約15年前からレゲエイベントで販売を始めたという。同社を設立以降、ケータリングサービスに力を入れた。
同店のジャークチキンは、香辛料や野菜、果物など15種類の素材を加えたオリジナルのソースを使用。「現地のジャークチキンは少し辛い。日本人の好みに合うように、ブッチャー本人がオリジナルソースを作った」(多志賀さん)。そのため、子どもや高齢者でも食べやすいという。
オープン以来、20~30代の利用客のほか、外国人観光客も訪れている。「まだメジャーな料理ではないが、思った以上にジャークチキンを知っているお客さまが多くて驚いた」と多志賀さんは笑う。「一度食べれば癖になる味。試食も行っているので、気軽に声をかけてもらえれば」とも。
営業時間は11時30分~24時。