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地方大学生の東京就活に自社スペース-三軒茶屋のベンチャーが無償提供

同社社内スペースの一部

同社社内スペースの一部

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 ウェブメディアの運営事業を手がける「スゴログ」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-6450-7991)は1月30日、ツイッターとフェイスブックユーザーの地方大学生を対象に、東京での就職活動の拠点として自社スペースを無償提供する「東京就活支援プロジェクト」を始めた。

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 応募条件は「東京隣県ではない地方在住の大学生(学部3年、修士1年)であること」「首都圏での就職を希望していること」「ツイッターとフェイスブックのユーザーであり、就職活動に活用しているか活用する予定があること」の3つ。実際に会うかスカイプを使って面接を行い、利用者には社内の就寝スペースやWi-Fi環境などを無償提供する。利用期間は最大で1カ月半程度(応相談)。スペースに限りがあるため、同時に利用できるのは最大2人まで。

 同社は昨年12月に設立。新規サイトの立ち上げや運営に携わってきた中島大さんと、ウェブ広告企画の制作などの経験を持つ松田然さんの2人で起業した。社屋は、起業まで中島さんが友人とルームシェアしていた約18坪の一軒家。このため、学生は浴室やキッチン、洗濯機も利用することができる。

 募集開始からこれまでに数十件の問い合わせがあり、既に東北地方の男子学生が数日間利用したという。中島さんは「地方在住の大学生が東京で就職活動をする場合、交通費など資金面の悩みを抱えることもある。そうした学生の助けになればと思って始めた。問い合わせでは『こういう試みをしてくれてうれしい』と言われることもあるが、『何でこんなことしてくれるんですか?』と不思議がられることの方が多い」と笑う。「ツイッターとフェイスブックのユーザーであること」という応募条件については、「ネットをうまく利用して人脈を広げたり就職活動をしたりしている学生と情報交換がしたいから」。

 中島さんは「私も松田も新卒採用などキャリアデザインに関する仕事をしたことがあるので、就職活動に関するアドバイスもできると考えている。この試みを通じて、互いにメリットとなる関係が築ければ」と期待を寄せる。

 応募希望者はinfo@sugolog.com宛にツイッターアカウント名、フェイスブックユーザー名、簡単な経歴、直近の上京予定日を連絡のこと。

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