三軒茶屋の「シアタートラム」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で7月14日から、演劇プロデュースユニット「阿佐ヶ谷スパイダース」の新作公演「荒野に立つ」が行われる。
同ユニットは、主宰の長塚圭史さんが早稲田大学在学中に結成。公演ごとに役者を集めるスタイルで、物語性にこだわった作品を上演し続けている。2004 年に上演した「はたらくおとこ」(阿佐ヶ谷スパイダース)の脚本・演出と「ピローマン」(パルコプロデュース)の演出が高く評価され、第4 回朝日舞台芸術賞と第55 回芸術選奨文部科学大臣新人賞をダブル受賞した。
同公演は、阿佐ヶ谷スパイダースとしては前回公演「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」以来1 年半ぶりの公演となる。前回公演では、ロンドン留学後の長塚さんがワークショップによる創作プロセスなど多くの「試行実験」を試みた。同公演では前回公演で得たアイデアや手法を用い、「エンターテインメントとして昇華させる」という。今回から美術、照明、衣装、ヘアメークなどに若いプランナーを起用するなど、新たなスタッフワークも見どころとなる。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。東京公演の入場料は、全席指定で、前売り・当日共に=5,800円。チケットは、6月18日から各種プレイガイドで発売。東京での公演の後、大阪と福岡での公演を予定している。