下北沢南口の「本多劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で10月4日~10日、「トム・プロジェクト」がプロデュースする公演「あとは野となれ山となれ」が行われる。
公演は、女優の竹下景子さん、俳優の宇梶剛士さん、新人女優の岸田茜さんによる3人芝居。竹下さん演じる55歳の主婦が離婚覚悟で家を飛び出し、憧れだった大衆演劇の旅一座に入るという物語。実は崩壊寸前で2人しか残っていなかった旅一座。そこに加わった主婦の3人の同居生活が描かれる。「主婦にとっての定年後の暮らし」についても考える内容になるという。
脚本は、「風間杜夫ひとり芝居」で日本演劇協会賞を受賞した水谷龍二さん、演出は読売演劇大賞優秀演出家賞など数々の演劇賞を受賞している高瀬久男さんが担当する。水谷さんの作風について、「トム・プロジェクト」の広報担当者は「人情喜劇を得意とし、笑いとペーソスが程よく入り交じった作品が多い。見終わった後に何とも言えない余韻が残る」と話す。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=5,000円、当日=5,500円(全席指定)。一般前売りチケットは各種プレイガイドで発売中。