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「マルモのおきて」脚本家の監督デビュー作、下北沢でリバイバル上映へ

ゴーグルをかけた少年が主人公のハルキ

ゴーグルをかけた少年が主人公のハルキ

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 下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で7月30日から、映画「ゴーグル」が上映される。

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 同作は7月まで放送され話題となったドラマ「マルモのおきて」も手掛けた脚本家の櫻井剛さんが、2005年に脚本・監督を務めたデビュー作品。当時、同館で約2カ月間上映され、文部科学省の選定作品に選ばれるなど注目を集めた。今回は6年ぶりのリバイバル上映となる。

 櫻井さんは2001年に発表した脚本「青と白で水色が」が、日本テレビシナリオ登竜門で大賞を受賞し、テレビドラマ化されるなど注目を集めた若手監督。同作は「虐待」をテーマにした作品で、撮影は桜井さんが生まれ育った茨城県日立市で行われた。

 櫻井さんは「毎日のようにテレビや新聞で目にする児童虐待のニュース。大切な可能性がまた一つ失われたと伝えるそれらのニュースを目にする度に何かもどかしさや不可解さを感じていた。(中略)彼らの痛みを、人ごとではなく、自分の感情として共有することができれば、虐待を受ける少年少女を少しでも救えるのでは」とコメント。

 製作・配給を行った同館代表の大槻貴宏さんは「本作は低予算のインディペンデント映画だが、京都府刑務所や人権啓発イベントで上映されるなど面白い広がりを見せた。現在の櫻井さんが手掛ける地上波の連続ドラマと見比べてみると、また新しい発見があるかも」と話す。

 入場料は900円。上映スケジュールは同館サイトで確認できる。

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