駒場東大前の「こまばアゴラ劇場」(目黒区駒場1、TEL 03-3467-2743)で8月4日から約2カ月間にわたり、舞台芸術のサマーフェスティバル「汎‐PAN-2011」が行われる。
開催は今回が初めて。前身は、舞台芸術フェスティバル「サミット」。名称の「PAN」は「Performing Arts Network」の頭文字に、「広く行き渡る」という意味を持つ漢字「汎」を当て、「つながり、広がっていくサマーフェスにしたい」という思いを込めた。外部から、アーティストとしても活動するフェスティバルディレクターを招き、作品ラインアップをプログラムするのが特徴。今年は、ダンスグループ「ニブロール」を主宰する振付師の矢内原美邦さんがディレクターを務める。
開催中、青森から北九州まで各地から集まるさまざまな団体による11作品を連続上演する。出演する団体について、イベント実行委員の木元太郎さんは「矢内原さんの『言葉から身体、身体から映像』という言葉に基づき、一つの分野に固まらない表現の交差点を作り出すフェスにしたいという趣旨の下で選考した」と話す。
開催は9月27日まで。各公演の上演日時、入場料などは公式サイトで確認できる。