三軒茶屋の「シアタートラム」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で9月16日から、劇団「柿食う客」の公演「悩殺ハムレット」が行われる。
主宰の中屋敷法仁さんが2006年に結成した同劇団。近年では、フランスやトルコなどでの海外公演、中国や韓国の俳優との共同創作など、国際的な演劇活動も精力的に行っている。
今回の公演は「女体シェイクスピア」と銘打ち、女優だけでシェイクスピア作品を上演するシリーズ企画の第1弾。中屋敷さんは「ルネサンス時代は、歌舞伎と同様に女性が舞台に上がることは許されていなかった。当時、男性だけで上演されていたシェイクスピア劇を女優だけで上演したいと思った」と話す。「ハムレットという名作古典復讐(ふくしゅう)劇を総勢15人の女優のみで悩ましく描く。舞台、音楽、モデルなど多種多様なジャンルで活躍する女優たちの熱演に期待してほしい」とも。
公演は9月25日まで。開演時間、入場料などは、劇団の公式サイトで確認できる。チケットは各種プレイガイドで発売中。同公演の後、三重、大阪、愛知での公演も予定している。